それでも私は製薬業界を選ぶ
そもそもなぜ製薬業界を就職先として選んだのか?について書きたいと思います。
始めは、食品とか他のメーカーと比べて段違いに給料・福利厚生がいいし、コンサルほど激務じゃないし、、、的な軽い気持ちで製薬企業を志望していたことは、否定できません。
しかし情報を集めていくにつれ、現在の好待遇がいつまで続くのかわからない、かつ10年後の企業の姿が全く見えないハイリスクな業界であることを知りました。
実際武田もMSDもがんがんリストラを進めていますし、福利厚生も年々悪くなっているというような噂も聞きます。
実際、新薬の開発費が異常なほど高騰しているため、仕方ないことではあると思います。
私がそんな不安定な製薬業界だったとしても、それでも製薬業界志望を変えなかった理由の一つは、「日本の製薬業界を元気にしたい」という思いがあったからだと思います。
今は世界のトップ10はすべて欧米の会社で占められており、日本の企業は中堅にすぎません(武田はシャイアー買収で9位?になるようですが。。)
日本国内でもファイザーやメルクなど外資系企業に押されている部分もあるような今の製薬業界で、なんとしても内資系企業にがんばってほしい、と思っています。
なかなか険しい道ではあると思いますが、日本発の画期的新薬が一つでも増えるように、日本の存在感が少しでも増すように、その一助となりたいと思っています。