薬学系大学院生ムラコの製薬業界就活ブログ

1年間の就活を振り返る&今後の製薬業界を考えるよ!

それでも私は製薬業界を選ぶ

そもそもなぜ製薬業界を就職先として選んだのか?について書きたいと思います。

 

始めは、食品とか他のメーカーと比べて段違いに給料・福利厚生がいいし、コンサルほど激務じゃないし、、、的な軽い気持ちで製薬企業を志望していたことは、否定できません。

しかし情報を集めていくにつれ、現在の好待遇がいつまで続くのかわからない、かつ10年後の企業の姿が全く見えないハイリスクな業界であることを知りました。

 

実際武田もMSDもがんがんリストラを進めていますし、福利厚生も年々悪くなっているというような噂も聞きます。

 

実際、新薬の開発費が異常なほど高騰しているため、仕方ないことではあると思います。

 

私がそんな不安定な製薬業界だったとしても、それでも製薬業界志望を変えなかった理由の一つは、「日本の製薬業界を元気にしたい」という思いがあったからだと思います。

 

今は世界のトップ10はすべて欧米の会社で占められており、日本の企業は中堅にすぎません(武田はシャイアー買収で9位?になるようですが。。)

 

日本国内でもファイザーやメルクなど外資系企業に押されている部分もあるような今の製薬業界で、なんとしても内資系企業にがんばってほしい、と思っています。

 

なかなか険しい道ではあると思いますが、日本発の画期的新薬が一つでも増えるように、日本の存在感が少しでも増すように、その一助となりたいと思っています。

2019年卒就活を終えて。~売り手市場だが製薬は厳しい~

まずこれまでの就活プロフィールまとめ。

エントリー数:40社(ほぼほぼ製薬企業)

志望業界:製薬。医療機器・CRO・SIerをちょこっと。(2,3社ずつくらい)

内定をもらった企業:5社

内定企業内訳と内定の時期:医療機器2社(4月末~5月)、SIer1社(5月)、製薬2社(6月上旬)

 

感想。。。

落ちるのが怖かったのでかなり多めにエントリー。ふたを開けてみればかなり内定を頂くことができましたので、売り手市場というのは本当です。

しかしここで注意してほしいのは、「業界による」ということです。製薬企業に関しては(少なくとも開発職は)完全なる買い手市場でした。

私ははじめ臨床開発職を志望していましたが、まあことごとくおちました。(笑)

適性がなかっただけかもしれませんが。。

結局内定を頂いた製薬企業も、研究職とPV職でした。

臨床開発職を志望する人に対するアドバイスとしては、「インターンにとにかく行っておくこと」、「インターンに書類落ちするようなら春からの選考も望み薄であること」です。

製薬企業の開発職のインターンは採用と直結している企業が少なくありません。表向きは関係ないと言ってはいても、内定者の顔ぶれをみてみるとインターン生ばかりだったというのはよく聞く話です。

早いところは夏のインターンを行う企業もありますが、多くは冬開催なので、そこで情報をしっかり集めておくことが大事だと思います。

CROのインターンも、業界の全体像を知る上で有意義なので、CROに興味がない人も行ってみることをお勧めします!

ちなみに同じ製薬企業でも研究職はそもそもインターンが少なく、あったとしてもあまり採用には関係ないことが多いので、やはり研究に注力することが大事そうです。

 

まあインターンに行けなくても開発職になれた知り合いもいますので全く望みはないわけではないですが、開発職以外の職種・業界も見ておくべきでしょう。。

 

以上、臨床開発職は難しいと感じた就活の感想でした。

自己紹介【薬学系の大学院生。春からPV職。】

こんにちは。ムラコです。

現在薬学系の大学院生で、就職活動を終えたところです。

製薬業界を中心に就活し、製薬企業のPV職の内定を得て終了いたしました。

これまでの就職活動を踏まえて、就活で感じたことやこれからの製薬業界などについてコメントしていけたらなと思っています。

 

よろしくお願いします!